中国で生活・就労・留学する外国人にとって、現地銀行口座の開設はほぼ必須です。中国のデビットカードがあれば、WeChat Pay/Alipayの機能を広げやすく、給与受取や日常決済もスムーズになります。本ガイドでは2026年時点のルール、書類、手順、銀行選び、注意点をまとめます。
政策確認:要件は銀行・支店で異なり、変更もあります。支店案内と公式サイト/客服を優先してください。最終確認:2026年9月。
1. 外国人は口座開設できるか?#
可能です。パスポート保持者は個人人民元口座(デビットカード)を開設できますが、預金口座実名制に従い、本人が窓口で対面確認と有効化を行う必要があります。
主なルール:
- 有効な身分証明:外国人はパスポートが基本
- 本人来店必須:オンライン提出だけでは完了しない(窓口で身分確認と暗証番号設定)
- 追加書類:就労証明、居住証明、直近3か月の明細などが求められる場合あり
2. 準備するもの#
必須#
- パスポート原本
- 有効なビザ/居留許可(就労Z、留学X、居留許可など)
- 中国の携帯電話番号(実名登録済み、SMS受信用)
よく求められる追加#
- 就労証明:労働契約、在職証明、会社営業許可証コピー(社印)
- 居住証明:賃貸契約、派出所の宿泊登記、公共料金請求
- 直近3か月の明細:海外または他行
- 学生証/在学証明
- 紹介状:会社・学校発行を受け付ける銀行もあり
言語#
大都市は英語対応や二言語用紙があることも。地方は中国語のみのことが多いので、翻訳アプリや同行者を用意。
3. どの銀行?#
| 銀行 | 外国人向け | 特徴 |
|---|---|---|
| 中国銀行(BOC) | ★★★★★ | 国際色が強い。英語対応の支店も。オンライン予約あり |
| 工商銀行(ICBC) | ★★★★☆ | 店舗最多。一部都市で手続きが成熟 |
| 建設銀行(CCB) | ★★★★☆ | オンライン予約可。二言語用紙がある場合も |
| 招商銀行(CMB) | ★★★★☆ | サービスとアプリが良い |
| 農業銀行(ABC) | ★★★☆☆ | 可能だが小店舗は不慣れなことあり |
| 匯豊中国(HSBC) | ★★★★☆ | 比較的友好。追加書類多めの場合あり |
推奨:大都市の中国銀行または工商銀行。事前に電話確認。
4. 開設手順#
ステップ1:銀行と店舗を選ぶ#
大都市の中核支店や外国人の多いエリアを優先。オンライン予約がある銀行も。
ステップ2:オンライン予約(推奨)#
www.boc.cn や建設銀行アプリで事前入力。予約は窓口での有効化の代わりにはなりません。
ステップ3:窓口#
- 整理券:「foreigner open bank account」と伝える
- パスポート、ビザ/居留、中国携帯、追加書類を提出
- 申請書記入
- 顔認証/署名
- PIN(多くは6桁)とネット/アプリ用パスワード設定
- カード受取(当日 or 3–7営業日郵送)
- モバイルバンキングを有効化
ステップ4:動作確認#
少額入出金、アプリ振込、SMS通知を確認。